夜間大学生あべのブログ

日記・考えたこと・旅・研究・読んだ本について書きます

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hidane #01でライトニングトークしてきました(2018/9/21)


9月21日に天神にあるGMOペパポのオフィスでおこなわれたイベント「hidane #01」に参加しました。
今回は登壇者として、謎解きゲームについてLT(ライトニングトーク)をしてきました!

hidaneとは

「hidane」は、本業とは別の「サイドプロジェクト」に取り組む人たちを応援するプロジェクトです。

こんな方々を対象にしています。

自分の好きなこと・やりたいことを仕事にしたい
将来のためにスキルや経験を積んでキャリアの幅を広げたい
自分のスキルを社会に役立たせたい
イデアを形にしてみたい(できれば一発当ててみたい)
と、書いてみたのはいいのですが、おもしろそうなアイデアが好きな人や、 ただ興味本位で参加したい人、仲間が欲しい人なども大歓迎のオープンなイベントです。

hidane #1 サイドプロジェクトについて話そう - connpass

hidaneは株式会社ヤマップでデザイナーをされている、ほらおさんが主催するイベントです。
ちなみにライトニングトークとは、5分程度の短い時間で行われるプレゼンのことで、主にIT系の勉強会などで用いられるそうです。

コンセプトとして「サイドプロジェクト」の支援が掲げられています。本業の傍らで好きでやっている何かがある人が集まり、お話してみようという雰囲気でした。LTという形式・募集がコンパスでされたということで、参加者はエンジニアやデザイナーの方がほとんどでした。

今回のイベントは、ヒマラボのモリタ先生から教えていただき参加することになりました。主催のほらおさんは以前にヒマラボでお会いしたことがあり、安心して臨むことができました。

トーク内容

今回のLTでは、福大に謎解きゲーム作ってる学生がいるぞ!ってことをとりあえず知ってもらうことが目的でした。

簡単に自己紹介をした後、これまでの謎解き研究の成果・やってきたことを紹介しました。
そして、現在は学園祭での公演開催のため準備していること、そのうちゲームのパッケージ化をしたい、企業のためにクイズを作りたいといった今後の目標を述べました。

質疑応答とフィードバック

アンロックスを作った人と話してみれば?

unlocks.jp

質問というか、提案をしていただきました。

unlocksは、リアルな空間を使った謎解きを作ることができるマップサービスで、福岡の会社が作っています。
かしいかえん自治体とも連携して企画を作ってます。創業したのは志気公介さんという方です。

謎解きそのものを作るというより、謎解きを使って楽しさにつなげるツールを作るという点がすごく興味深いので、まずはunlocks使って周遊型ゲームを1つ作ってみて、それから志気さんに「遊び」についてお話を聞いてみたいです!

謎解きゲームって市場どのくらいなの?

ここでさらっとデータを言えればよかったんですけど、無理でした。
何かをしようとするとき、その業界の現状を知っておくのは必須なので、勉強不足を実感しました。

NPO法人「国際ゲーム開発者協会日本」の謎解き専門部会で世話人を務める南晃氏によると、ゲームの形式が固まり始めた21年はまだ参加者は数千人、市場規模は1億円にも満たなかったが、現在は約400万人が参加し、50億円以上の市場規模にまで成長したという。
広がる「リアル謎解きゲーム」……「アニメの聖地」活性化にも一役 (2/3) - ITmedia NEWS

あとから調べると、50億円とのこと。7年間で50倍ってすごい成長だと改めて実感。

ただ、これは僕の考察なのですが謎解きの市場はかなり関東方面に偏っている気がします。
東京ミステリーサーカスなどSCRAPの店舗も東京・神奈川に集中していますし、謎解きの全国文化祭的なイベントである「ナゾガク」も都内でおこなわれています。

地方だと、謎解きそのものを楽しむというよりは、前述のunlocksのように観光と結びついた謎解きイベントが多いのではと感じています。

せっかくなので謎解きの問題なんか出してください。

その質問待ってました!!!!
他の登壇者の方の名前を答えにした問題を作ろうと、出題パターンを考えてきていました。

質問をくださったのが子育て支援のコミュニティアプリを作っているエンジニアの方だったので、関連するキーワードを組み合わせる問題にしました。

事前に質問を予測して、使う謎のパターンを決めておき、実際にイベント中に作って出題までできたので、準備通り動けてよかったなあという感じです。
分類としては「おきかえ」というパターンを使ったのですが、これに関しては「【おきかえ】パターンの謎は、謎解き経験の有無によって正解率が上がる」という新たな仮説が生まれたので今後検証していきます。

また、ほらおさんが「謎を解いた後はリラックスできるというか、緊張が取れた感覚がある」と感想をくださいました。謎を解いた時の心の動きを知ることは、「謎を解いた後にこんな気持ちになってほしい」というゲームデザインにもつながるので調べたいと思いました。

プロフィール画像を見ながら)謎解き好きならドラクエ5じゃなくて7でしょ!

アルティメット ヒッツ ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち - 3DS


おっしゃる通りでした!
ドラクエ5の主人公のコスプレをした写真を、本番で使ったスライドのプロフィール写真にしていたのですが、謎解きに関連させるならドラクエ7でした笑

謎解きゲームは企業の研修にも使われているので、売り込んでみれば?

実際に働いている会社で謎解きを使った新人研修がある、という女性にアドバイスをいただきました。その問題は2,3年目の先輩社員が作っているようですが、毎回苦労して作っているとのこと。企業研修用のパッケージを作れば、需要はとてもあるから、と励ましていただきました。

研修で謎解きゲームをする意図としては、ゲームへの関与の仕方によって仕事上の課題への取り組み方を予想し、部署配置などの参考にしているとお聞きしました。

まとめ

今回は、福大生で謎解き作ってるやつがいるぞって知ってもらうことが目的で参加しましたが、Twitterでも「謎解き楽しかった」とつぶやいていただいたりと、少しは認知してもらえたのかなという気がします。

ただ、これから同じようなイベントに参加する時はもっとガツガツいきたいです。たとえば「社内研修で謎解きしてる」って方に「僕にあなたの会社の研修謎解き作らせてください!!」って言えたし、興味を持って謎解きしてくださった方には「よかったら、あなたの名前でも同じような謎解き作りますよ!」って言えたし、もっと主張していきたいです。

で、そのガツガツさに見合う実力もつけなきゃ*1

すごく抽象的な話にはなるけど、殻を破りたいと言いつつ、殻を破るのは痛みも伴うだろうから怖いなあって思ってて、それだったら今のまま小さく生きていこうって思うこともあります。だいぶ学生って肩書のおかげで構ってもらえてるところあるので、成果物で評価してもらえるようになりたい。七隈祭の公演、バッチリとキメなきゃ…。

*1:ガツガツ動いてたら実力も上がっていくのかな