第1回ナゾゼミを終えて
こんにちは。ちいたべです。
謎解きイベント「第1回ナゾゼミ」
— ちいたべあ@知的遊戯研究家 (@takatobi002) May 4, 2019
無事に終了いたしました!
自分のコンテンツを遊びに来てくださる人がいることにすごく感謝してます。ありがとうございました!
会場のエデン福岡(@EBE_Fukuoka) マツゲ店長もお世話になりました!#ナゾゼミ#イベントバーエデン福岡 pic.twitter.com/uFo7h40vhC
先日告知した謎解きイベント「第1回ナゾゼミ」ですが、ツイートの通り無事に終了いたしました!
3タイトルを延べ15人の方が遊んでくださり、感謝の念に尽きません。
この記事では、公演を終えての振り返りや学びを書きます。
公演形式
今回は、見込まれる参加者数がそれほど多くなくスタッフも2人しかいないことから、来場された方に遊びたいタイトルを選んでいただき、随時テーブルでその公演をおこなうという形式を取りました。
(多くの謎解きゲームは開始時間が告知されており、複数チームが一斉に同じ公演回で遊ぶ。)
結果的にこの形式を取ったことは正しく、来てくださった方へ柔軟に対応することができました。
ただ、テングバナさんと僕の制作したタイトル数が違い、テングバナさんのゲームを複数グループが同時に遊ぶという場面があり、とても忙しそうでした。複数のタイトルを同時並行でおこなう可能性がある場合は、自分が制作したのではないゲームもキーパーを務めることができるよう打ち合わせしておくとスムーズな進行や、負担の偏在がないようにすることができると感じました。
テストプレイについて
今回僕の制作した「Mystery Dungeon」では事前のテストプレイが十分でなく、当日のキーパーとしての進行が詰まっていたり、ヒント出しが適切に行えなかったりと問題点がありました。
デバッグはきちんとおこなっていたのですが、バグがないことは楽しさの十分条件ではありません。
滞りない進行と、適切なタイミングでのヒント出しのため、実際に複数人にテストプレイしてもらい自分の司会のセリフや正誤判定、ヒントを出すタイミング等をある程度確立しておく必要がありました。
当日はどうしても手詰まりになりやすい問題があると途中の回で判断したため、3回目の公演からは配布物に追加のヒントを入れていました。事前に分かっていれば、問題の修正までおこなえたかもしれず、悔やまれます。
会場のエデン福岡について
イベントバーエデンは、バーデンダーが日替わりで交代して毎日違うイベントが開催されるという変わったお店です。
イベントを開く条件としては、売上からまず3000円*1をおさめて、それを超えた分は店とイベンターで折半というものです。
売上が3000円に満たない場合でもイベンターは自腹では1円も払わなくてよいので、赤字を気にせずノーリスクでイベントを開くことができます。
今回の僕たちの状況としては製作団体として知名度がないため、まずは実績を作りたいと考えていました。
そのため、金銭的な利益よりも赤字になるリスクを抑えてイベントを開けるエデン福岡はとても良い会場でした。
コンポーネントの問題
謎解きで使うラミネートした紙などを裁断する時に、裁断機がなかったのでカッターナイフとハサミを使いました。
やはり印刷とのズレは生じてしまい、「この枠なんだろう、こっちとこっちの紙で違うけど」などと遊んでくれる人が余計な考えをしてしまう情報になってしまっていました。
情報に過不足のない謎解きを提供するため、問題だけでなくモノの製作にも丁寧さが求められると実感しました。
その他
- 文字数メタができる問題はよくなかった
- 自信を持ってキーパーできるよう、リハーサルしたかった
- 「Mystery Dungeon」の前半部分は、もっとサクサク進むよう設計しなおすべき
- クオリティ的にテングバナさんの2作品には及ばないと感じた。今回は就職活動と並行しての製作で正直かなりキツかった。作品として完成することはできたが、今後再公演をする機会があれば改善できる問題・システムが多くあった。
(最後の4点目は、時間があったらもっといいものが作れたのか?というツッコミが入る。最近リアル脱出ゲームに行ったのは3月終わりだったし、ネットの問題もあまり解いていなかったので、圧倒的インプット不足な気もする。良質な問題に多く触れて自分の作れるゲームの幅を広げていきたい。)
おわりに
全部ひっくるめて、本当に疲れた。二度と謎解きなんて作るもんかって思ってます。
でも、またリアル脱出ゲームの公演行って、あの脳汁ドバドバ感を味わってしまったら「自分でもこれ作りてえ」って思っちゃうんだろうなあ。
しばらくは人狼とクイズに専念して、ちょっと余裕が出てきたらまだゲーム制作もやってみたいです。
今回は総じて、作ってる時に遊んでくれる人のことを意識していなかったような気もします。
じゃあどうやったら意識できるか、意識してたら何が違うかって話にもなりますけど。
それでも時間とお金を使って今回のイベントに足を運んできてくださって皆様には、本当に感謝しかないです。
ダメだったなあ、じゃなくて、次に良くするための材料にしていきたいと思います。
(などといろいろ書いたけど、これは「疲れた」って感情だけが残ってしまって適切に振り返れていない状況なのかなあ)
*1:今回は昼営業のためこの金額。通常の夜営業では10000円